朝起きたときの口のネバネバが気になる方へ。歯科医師の視点から、水分不足や口呼吸、歯や舌の汚れなど、まず確認してほしいポイントをわかりやすく解説します。
朝起きて、口の中がネバネバする。
舌に何か張り付いているような感じがする。
口臭も少し気になる。
こういう経験はありませんか。
私自身、歯科の仕事をしていると、「朝の口の中が気持ち悪い」という相談を受けることがあります。
患者さんからすると、
「寝ている間だから仕方ないですよね」
という感覚かもしれません。
確かに、寝ている間は唾液の分泌が少なくなるので、朝に多少の乾燥やネバつきを感じること自体は珍しいことではありません。
ただ、毎朝のように強く感じるのであれば、私は一度その原因を考えてみてほしいと思っています。
まず、水分のことを考えてみる
単純なことですが、水分が不足していると口の中も乾きやすくなります。
特に夏場や、汗をかいた日、寝る前にあまり水分をとっていなかった日は、朝に口の乾燥を感じることがあります。
ただし、「口がネバつくから、とにかく水をたくさん飲めばいい」という話でもありません。
何日も続いているなら、ほかの原因も考えてみる必要があります。
次に、口を開けて寝ていないか
私はここを意外と大事だと思っています。
自分では寝ている間のことは分かりません。
でも、
- 朝起きると喉が乾いている
- 口の中がカラカラする
- いびきを指摘される
- 鼻が詰まりやすい
ということがあれば、睡眠中に口呼吸をしている可能性も考えられます。
口が開いていれば、それだけ口の中の水分が失われやすくなります。
そして、歯と舌を見てほしい
もう一つ、歯科医師として確認してほしいのが、歯や舌の汚れです。
歯を磨いていても、歯と歯の間や歯ぐきとの境目、舌の表面などには汚れが残ることがあります。
特に「歯は磨いているのに、朝の口の中がすっきりしない」という人は、歯ブラシだけでなく、歯間清掃や舌の状態にも目を向けてみてください。
ここで大事なのは、朝のネバつきだけで病気を決めつけないことです。
口の乾燥、口呼吸、口腔内の清掃状態、服用している薬など、いくつかの要因が重なっていることもあります。
だから私は、朝の口のネバつきを「たいしたことのないこと」と片付けるのではなく、
「最近、口の中が少し変わってきたな」
という自分からのサインとして見てほしいと思います。
もし強い口の乾燥が続く、食べ物が飲み込みにくい、口の中に痛みや傷がある、口臭などが長く続くといった場合には、歯科医院などで相談してみるのも一つの方法です。
健康というのは、何か大きな症状が出てから考えるものだけではありません。
朝、顔を洗って、歯を磨く。
そのときに、
「今日の口の中は、いつもと同じかな」
と少しだけ気にしてみる。
私は、こういう小さな習慣こそ予防につながるのではないかと思っています。
歯華家365では、歯だけを見るのではなく、「口から始まる健康」を一緒に考えていきます。


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