8月1日は「歯が命の日」。歯科医師が40年以上の経験をもとに、健康寿命を延ばす5つの口腔習慣と歯周病・糖尿病など全身の健康との関係をわかりやすく解説します
この日は、美しい歯だけではなく、「一生自分の歯で食べ、笑い、話すことの大切さ」を改めて考える絶好の機会です。
私は歯科医師として40年以上、多くの患者さんのお口の健康に携わってきました。その中で確信していることがあります。それは、「口の健康は、全身の健康を支える土台である」ということです。
近年の研究では、歯周病は単なる口の病気ではなく、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、誤嚥性肺炎など、さまざまな全身疾患と深く関係していることが明らかになっています。歯周病による炎症が長く続くと、全身に悪影響を及ぼす可能性があるため、毎日の口腔ケアは健康寿命を延ばすためにも重要です。
今日から始めたい5つの口腔習慣
① 歯磨きは時間より「丁寧さ」
力を入れすぎず、歯と歯ぐきを意識して磨きましょう。
② デンタルフロス・歯間ブラシを毎日使う
歯ブラシだけでは届かない汚れを取り除くことが、歯周病予防につながります。
③ よく噛んで食べる
噛むことで唾液の分泌が増え、口の中を清潔に保ちやすくなります。
④ 甘い飲み物や間食を減らす
砂糖の摂りすぎは虫歯だけでなく、全身の健康にも影響します。水やお茶を中心にした飲み物を選ぶ習慣がおすすめです。
⑤ 定期的な歯科検診を受ける
症状が出る前に予防することが、結果として歯を長く守る近道です。
「食べる力」が人生を支える
歯を失うと、食べられる食品が限られ、栄養バランスが崩れやすくなります。また、噛む力の低下は筋力や体力の低下につながることもあります。
人生100年時代だからこそ、「自分の歯で食べられること」は毎日の楽しみだけでなく、健康寿命を支える大切な力です。
歯科医師から皆さまへ
「歯が命の日」は、特別なことを始める日ではありません。
毎日の歯磨きを少し丁寧にすること、フロスを1日1回使うこと、そして半年に一度歯科医院で検診を受けること。その積み重ねが、10年後、20年後の健康を大きく変えていきます。
このブログ「仕掛け屋365」では、歯科医師の視点から、口腔ケア、糖尿病、健康寿命、コンビニでの健康的な食品選びなど、毎日の生活に役立つ情報を発信しています。
ぜひ、今日という「歯が命の日」をきっかけに、ご自身やご家族のお口の健康を見直してみてください。未来の自分への最高の贈り物は、「健康な歯」を守る毎日の習慣です。
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